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香りの印象

こんにちは。
しあわせ考察係のデューリーなおです。


いきなりですが、何かを思い出す要素の1つに、私の中では香りが大きなウエートを占めています。


私がまだ高校生だった頃、富山県利賀村の演劇祭で、あるお芝居を観ました。


合掌造りの民家を劇場にした空間は、暗く狭く、役者と観客の距離がとても近かったのですが、ある登場人物が、ことあるごとに、香水をさーっと自分の手のひらにかけるのです。


その瞬間、香りの動線が見えるかのように、ふわっと爽やかな香りが、私の臭覚を刺激ました。


この一瞬の香りが、何よりもこの人物を物語っており、今もふと、その香水の香りに似た匂いを嗅ぐと、あの役者さんの迫力のある顔を思い出します。また、フランスでは、赤ん坊の産湯に母親のオーデコロンを少量入れると聞いたことがありますが、やはり大人になっても慣れ親しんだ母の香水の香りに安堵感を得ることごあります。


私の場合は、ちょっと心変わりしても、すぐに戻っていく、スズランの香りのオーデコロンを長年使っていますが、何の変哲もないこの香りが、我が家の子供達の「かあちゃん」なんですね ^_^


同様にお店で、かんざしをお客様の髪におつけする際、ふわっと髪から香る良い香りと、お客様の選ばれたかんざしが一体化して、とても印象に残ることがあります。



アクセサリーを選ぶ時、そんなところに注目されても面白いかもしれませんね。


例えば…
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澄んだ空 かんざしにシトラス系、グリーン系の、爽やかな香りはいかがでしょうか?
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楊貴妃かんざしには、優しく少し落ち着いたフローラル系の香り…などなど


臭覚という感覚と、視覚という感覚をキチンとコーディネートしてみる。


そんなおしゃれ、私は素敵だなぁと思うのですが…^_^



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