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利休梅 [デューリーなお日記]

こんにちは。
しあわせ考察係のデューリーなおです。

桜が散ると、次に開花するのが利休梅と、なんとなく思ってしまっているのですが…。

利休梅 ってご存知ですか?

利休梅は、原産地は中国で日本には明治末期に渡来しました。
千利休は安土桃山時代の人なので関係はありませんが、では、何故利休梅なのか?
花が咲く頃が、ちょうど利休忌(千利休は1591年2月28日に豊臣秀吉の命により切腹。ですから、その1ヶ月後が命日)の頃に花が咲くから。だと聞いています。

我が家の庭先の利休梅が満開になると、私はある光景を思い出します。

とても大切な人なのですが、この人はいつもいつもこの木の下で、煙草をくゆらしていました。

夏の暑い日も。頭上遥か高い青い空が広がる秋の日も、雪のちらちら舞う冬の日も。
この春の時期は、真っ白に満開になったお花の下で。

それはまるで、煙草の煙なんだか、白いお花なんだかわからなくなるくらいに煙がもくもく宙に舞って行くのです。

今は、その光景を見ることは出来ません。

それでも利休梅は、毎年満開にお花を咲かせます。

今年も遠目に見ると、まるで煙草の煙のように真っ白いお花が咲き誇りました。

毎日何気なく目にしている光景も、それぞれの思いを包み込んでいるのでしょうね。

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